制作日誌

こんばんは。奈良で漫画・イラスト制作やってます西村です。

ホームページではひっそりこっそり発表しているのですが、

『やまと百鬼百景』という一コマ漫画を描き始めました。

内容は、奈良のあちこちを舞台に、鬼の奔放な姿を描くというものです。

なぜ今、鬼なのか。

鬼滅の刃に感化されたわけではありません。

面白いです、鬼滅の刃は。

しかしそれとは関係ありません。

昔から題材にしたいものの中に鬼がありました。

子どもの頃から、鬼って気になる存在ではありませんでしたか?

日本の多くの絵本には、鬼の存在は必要不可欠なように思います。

私も、鬼の魅力に取り憑かれた少年の一人でした。

本来、災害や疫病、悪者や恐ろしいものの象徴であるはずの鬼なのですが、

一方では陽気な一面を持ち、優しい力持ち的な立ち位置で昔話なんかに登場したりします。

この「こわいけどちょっとお近づきにもなりたいな」

「優しい鬼なら友達に一人欲しい」(?)という、

陰と陽の絶妙なバランスが、鬼の魅力だと考えています。

いつか、この鬼をテーマに漫画を描きたい。

そう思っていましたが、なかなかきっかけがなく、描いてもイマイチ納得できず、

描く意味というか、強い概念みたいなものを見出せないでいました。

それが今回、コロナウイルスが世界中に蔓延して日本にも暗い影を落としました。

まるで近未来漫画で起こるような混沌が現実になり、重たい空気が流れる中、

自粛中に何か少しでも楽しい気分になれるものを作れないかと考えていました。

その折、ひょっこりと頭の中に顔を出したのが、兼ねてからモチーフにしたいと思っていた鬼なのでした。

昔の人が言う「鬼の仕業」のような厄災。

この災いを招いた鬼に対抗し、打ち破るものは、もう一方にいる光側に立つ鬼(陽の鬼とでも言いましょうか)ではないかとぼんやりイメージが浮かんできました。

鬼は、人間の欲望の権化だとも言われます。

今、人間が満たしたい欲望を封じられた中で、代わりに鬼に暴れてもらうのは、

漫画や絵で理想を表現するということにおいて、正しい昇華(消化)方法なのではないかと、「鬼を描く動機」が明確になったのでした。

そこに我が街、奈良の要素を加え、「奈良のスポットを鬼が巡る」を設定の軸にしたのでした。

そんなわけで、このタイミングでの鬼の創作に至ったわけであります。

(長々とすみません・・・・)

話は少し変わって、(本当に長々すみません)

5月のゴールデンウィークに『なら旅スゴロク』なるものをSNS上で発表いたしました。

こちらもコロナ禍で緊急事態宣言が続く中、少しでも旅した気分になれればいいなと思い、個人的に制作したものでしたが、(詳しくはまた当サイトの制作事例に書かせていただきます)

驚くほど、反響があって、新聞やラジオでも取り上げていただきました。

6月に入ってもまだ声をかけてくださるメディアがあり、それがNHK奈良の『ならナビ』さんでした。

今度はテレビかー。と恐縮&萎縮していたのですが、せっかくだから経験の一つとして出させていただこうと、取材をOKしました。

もちろん『なら旅スゴロク』のことを取り上げたいとのことだったのですが、「他に何か個人的に描かれているものはありますか?」と聞いていただき、その時、まだ一枚しか描いていなかった『やまと百鬼百景』を見せたのでした。

結果、スゴロクに加えて、走り始めたばかりの百鬼百景も取り上げてくださることになり、

嬉し(2割)恥ずかし(8割)のテレビ出演となったのでした。

この世の中が大変な時に、いい歳こいて何が呑気にスゴロクだ、鬼の漫画だ、というご意見もあるでしょうが(私もそう思います)、ご興味があれば、私の挙動不審なインタビュー、猫背歩きとともに放送をご覧いただければと思います。

こんな私にスポットを当ててくださった『ならナビ』さん、また、撮影にあたり、弊所作品例として、過去の作品の掲出を許可してくださった企業様や個人の皆様、ありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。

本当に長々長々こんなに書くつもりじゃなかったのですが、

「鬼の一コマ漫画をテレビで取り上げていただくことになりました!」というご報告でした。(インタビューにうまく答えられなかったので、ここで補足させていただいた面もあります)

では、失礼いたします。

以下、放送日時

・7月15日(水)奈良県内

 午後6時半〜 ならナビ『ならコレ!』

 午後8時45分〜 (再放送) なら845

・7月17日(金)関西全域

 午前11時半〜 ぐるっと関西おひるまえ

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